採寸はインストラクターの技術の一つ!~採寸する人によってスーツの仕上がりは変わるって知ってましたか?~

今日は、ウェットスーツを作りに来てくれた方がいました。ありがとうございます!!

通常は、体のヌード寸っていう一番実物に近い寸法を採ったものをメーカーに発注すると、工場の方で何センチかゆとりを取って着られるスーツを作成してくれます。

実際26年間で恐ろしい量の採寸をしてきましたが、現場では動きにくい、苦しい、着づらいなど色々な声を聞いてきました。

そこから、自分の中での採寸の研究が始まりました。アームホール、ウェスト、ヒップ、太もも、膝、ふくらはぎ・・・全30か所!!

差寸法をどれだけ入れたら気安く動きやすいスーツが作れるのか、差寸法をどれだけ詰めたら着づらく動きにくくなるのか、そんなことを繰り返しながら採寸してきました。

自分は若かりし頃は細かったけど、今は太っている人の気持ちもわかる。体型や使う生地によっても差寸法は変わるのです。

そして独立して分かったのが、工場によっても自分の差寸法の反映のされ方は変わります。

折角スーツを作ってくれても、キツかったり、着づらかったり、動きづらければ海に来ていただく回数も減っていきます。ワクワクした気持ちで海に来ていただき、ダイビングの楽しみ方を沢山伝えようと思っていた機会も失ってしまいます。お客さんに満足していただく採寸技術と、お客さんを想う気持ちが、良いスーツを作ることに繋がるんだと思います。試行錯誤しながら沢山の採寸をしてきたことは、今の自分にとても役立っているんです♪

そんな想いで一緒にスーツを選ばせていただきました。出来上がってくるのが楽しみでもあり、不安・・・(;^ω^)